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男たちの大和/YAMATO  06/2/17 [本・映画・TVetc.]

<06/2/20追記>入れました。

たまたま手に入ったチケットで、急遽本日、後輩ちゃんを誘って仕事帰りに見に行ってきました。

男たちの大和/YAMATO(←OFFICIAL WEB SITE)

戦争映画は最近結構たくさん上映されていることもあり、正直言うとそれほど期待して見に行ったわけでもなかったのですが・・・

 

見てよかったです。

 

余計な部分がそぎ落とされた、それこそ実際にあった出来事をそのままたどっていってできたような・・・そんなストーリーでした。

私のおじいちゃんはサイパンに行って、足の指に弾が入ったまま帰国しました。幼い頃に見せてもらったことがあります。おじいちゃんも、この映画に出てくる若者たちのように、戦っていたのか・・・と映画の最中に思い出していました。

 

戦闘シーンでは、人間がまるでモノのように、簡単に撃たれ、殺されていく。
いとも簡単に、死んでいく・・・
一人一人の死の意味なんて、まるで取るに足るものではないかのように。

 

でも、これは「物語」ではなく、実際におこった「出来事」だ。

 

人間は、敗北しなければ学ぶことはない。進歩がなければ、大切な家族や国を守ることもできない。

大和の乗組員は、明日の私たちに「進歩」をもたらすために、自らの命を犠牲にして「敗北」を示すことを決意する。

 

 

一人一人の人間の、無力さを感じずにはいられなかった。

そして、家族は、いつの時代でも普遍的だ。

・・・そうであってほしい。

 

 

PS.ちなみに、私の父は「仲代達矢」さんに結構似ていました。(←娘のひいき目線です・・・)
それなので、まずは冒頭の関係ないところでビックリしてしまいましたw


<06/2/20追記>

トールバズさんからTBいただいた記事を、あえてこの記事上でリンク入れておこうと思います。(下のタイトルクリックで記事に飛べます。)
自分自身、何度か読み返したいと思ったのと、「島唄」の歌詞の本当の意味、メッセージに興味を持たれた方には少しでも多く見ていただきたいと思ったので。

トールバズさん、ありがとうデス。

*********************************************

(↓TBいただいた記事の冒頭です)

島唄なのだ
書きたい事を書くために、このブログを更新している。

今回は書かせてもらう。


「島唄」についてだ。

<以下続く>


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コメント 16

DaRyL

僕もこの映画は親友のtyokutと観に行ったけど泣きましたよ。。
観終わった後にお茶したけど、泣き疲れてお互い無言だったな~。
アジアの人からすれば日本が被害者的な視点の強い映画だから共感されないかも知れないけど
実際に戦場へ赴いてた兵士達は映画のような心情だったのかもね。

映画の出だしから自分の苗字を呼ばれたので
余計に落ち着いて観れなかったです。 ^^;
by DaRyL (2006-02-18 10:11) 

アンジェラ

戦争映画はあまり見たことがないなぁ~・・・でも、少し観たい気がします。
いろんな国でまだ起こっている戦争。
戦争は反対だけど、もし、そうなったら日本の為に戦えますか?って今の日本の若者に問いたい。。。。
アメリカで、小さな子供のいる女の人も手を挙げて戦争に参加していて
すごく驚いたのを思い出しました。愛国心はオリンピックの時だけかな?
by アンジェラ (2006-02-18 12:36) 

みかまん

日本はあの「敗北」で学んだはずなのに、これからど~なるのかな~~って思わせるね。私も観てみますね、この映画。
家族が普遍である為には、Bettyちゃんのような気持ちがたいせつね。
by みかまん (2006-02-18 16:51) 

dan

戦争映画って、なんかしらないけどあまり好きじゃないんです。
なんか、あまりにも物語化されていると、見ても全然残らないんですよね(>_<)
でも、これはちょっと見てみたいと思いました。
なんか他の戦争映画と違う感じがして・・・
この記事を読んでなおさら見たくなりました☆
by dan (2006-02-18 18:48) 

椎茸

最近映画ってみてないなぁ。
子供の頃によく祖父母および両親から戦争の話は聞かされました。
あの時はそんな怖いことききたくないって思ったけど、今思うと本当によいことを聞かせてもらったなって思います。
誰かの命の上に命を重ねて生きている今に感謝です。
by 椎茸 (2006-02-19 02:09) 

大井sigeki

何も言わずに、TBさせてもらいます。
by 大井sigeki (2006-02-19 02:55) 

minisab

戦争映画を観ると、今の日本は様々な問題を抱えてはいるが幸せだと実感できます。ひきこもりの子や、何事にも無気力になりつつある若者にこの映画を観せたら、何かが変わるかもしれません。
♪こんなことし~て~ちゃ 絶対戦争すりゃ~すぐ負けちゃ~うよ♪
by minisab (2006-02-19 06:51) 

えりさ

少し前までの文部省が出した教育のスローガンは「生きる力」でした。
そこが足りないためにすぐ自分を傷つけたり自殺したりする現状、
命の大切さを映し出す映画は大切ですよね。

なーんて、まじめなことを書いてみる。明日も雪かな?
by えりさ (2006-02-19 10:12) 

この映画、見にいこうとは思ってるんですが、なかなか見にいけないです。
本も買ったけど、まだ読んでないし・・・。

去年終戦60年だったけど、忘れてはいけない出来事ですね。
by (2006-02-19 20:28) 

Betty-A-Sateau

皆様、コメント&nice!ありがとうございます。
お返事遅くなりましてスミマセン。

>DaRyLさん
よくある戦争映画とは違い、戦争時の日本のごく当たり前の出来事や心情をそのまま描いたような映画・・というのが私の感じたところです。(それでももしかすると'美化している'と感じる人もいるかもしれませんが)
もうこんなことは、どの国でもどんな事情でも、して欲しくないと強く思いました。月並みな言葉ですが。

>アンジェラ さん
幼い頃から植えつけられた「思想」は、とても怖いものがありますよね。
命の意味などよく考えられないまま、ある意味「洗脳された状態」で死にゆく兵士たち、無力な住民・・・とてもやりきれない思いです。

>みかまんさん
いろんな意味で、命や家族の大切さが見失われている今日。
戦争がなければ、犠牲がなければ考えられなくなってしまう・・・というのはとてもつらいですね。いい映画だと、私は思いましたよ。

>danさん
私も実は戦争映画は「飾られるべきものではない」気持ちがあって、敬遠していました。この映画は、私の思うかぎりでは、その頃の状況や出来事を淡々と映し出したもののように感じられました。
大和の最期の上陸先は「沖縄」でした。そういう意味では、danさんにとってはまた別の見方となるかもしれませんね。
by Betty-A-Sateau (2006-02-20 19:04) 

Betty-A-Sateau

引き続き、コメントレスでスミマセン。

>椎茸さん
私ももっと、おじいちゃんの話をいっぱい聞いておけばよかったな・・・と思います。これからでも、もっと知っていきたいですね。

>トールバズさん
TBありがとうございます。トールバズさんのTBはいつも、とても興味深かったり嬉しかったり、ありがたい気持ちにさせられます。
あえて今回の映画についての記事は、ストーリーも感想も極力書かずにいました。マネっこになってしまいますが・・・この映画が私の代弁、ということです。
大和や乗組員の話だけでなく、彼らの家族、恋人、その後家族になる者、生き残った盟友の中に今でも生き続けている傷・・・
あえて語られていないところに、たくさんの要素が見出せる映画だと思いました。

>minisabさん
結局のところ、食べるものがあり、死にゆかねばならない状況でないから、いろんなことができるんですよね。そして、いろいろなことを考えることもできる。
ある程度、自分で幸せもそうでない状況も決めることができる今は、幸せなもんだと思いますよ。

♪だってさ、だって、もしだよ 戦争なんかおきたらどーすんだよ
何が俺にできるんだよ 何が俺を選べるんだよ
そんなんだったら結婚しようよ フランスとかノルウェーとかニューヨークとかさ いちゃいちゃしてさ、そんで子供を作って育てようよ、ねえ解ってんの?ww

>えりささん
本当、そのとおりです!命の大切さ、それが一番大切なはずなのにどこか壊れているように思いますよ。
まじめでもとても的確な意見に感動してしまいました。
雪・・・?いつ降ったかな??

>みかんさん
なかなか見に行けない・・・よくわかりますよ。
私はたまたまチケットをいただいたので見に行ったまでですが、本当に見てよかったな・・と思いました。
60年たった今でも、いまだに残り続ける傷、これからの自分たちのあり方、いろいろ考えさせられるものがありましたよ。ぜひ。
by Betty-A-Sateau (2006-02-20 19:58) 

◎ai◎

あたし、あまり戦争映画は見てないんです。
傷つけあうシーンを見てられないので。
映像は話を聞くよりリアルだし。とても直視できない。。
あたしのパパさん方のおじぃは片目は義眼でした。
ママさん方のおばぁは片足を今も引きずって歩きます。
二人とも戦争による怪我でした。
実は、あたし、ママさん方のおばぁから戦争の話を聞いたことがなかったのですが、前に、大学の課題でそのときの話を聞く機会がありました。
やっぱり体験者の話はすごくリアル。。。
自分の身近にこんな体験した人がいるんだとすごく苦しくなりました。
でも、実際にあった出来事なわけで、あたしたちの世代が目を背けてはいけませんよね。風化させないためにも。
だからといって、いまだ戦争映画を見る勇気はありませんが。。。
半世紀+10年が過ぎた今、あたしたちができることは何なのか、考える必要がありますね。
by ◎ai◎ (2006-02-20 20:28) 

Betty-A-Sateau

◎ai◎さん、コメント&nice!ありがとうございます!
そうですか・・・「おじぃ」さんと「おばぁ」さん・・・実際に「家族」としての経験者になってしまうのですね。
ごめんなさい、言いたいことがたくさんあるはずなのに、言葉を失ってしまいました。
私はどこか、目をそむけていたところがあるのかもしれません。それと、やはり映画としてみてしまっているのかもしれません。それなので、何かを語ることがとても難しいのですが・・・それでも知ること、語ることから逃げちゃいけないのかな、と思いました。
・・・なんだか何をコメントしても、◎ai◎さんの感じていることや実際に触れられているご家族の状況、ということからすると、自分の言葉がどこか違ってきてしまうようです。脈絡のない、まとまらないお返事でゴメンナサイ。
私も、考えてみようと思います。
by Betty-A-Sateau (2006-02-20 20:57) 

narushi

ベティーさん
考えることがすごい事ではないのでしょうか?
これだけの情報社会、「考える」って思った瞬間
自己の中で一・二歩先に進むのでは?

ベティーさんナイスな情報ありがとうございます。
by narushi (2006-02-20 22:23) 

アンジェラ

Bettyちゃん
忘れちゃったかもしれないけど、ずっと前にいただいたバトン書きました☆
by アンジェラ (2006-02-21 06:48) 

Betty-A-Sateau

>narushiさん
どうもありがとうです☆
情報社会の中に飲み込まれると、自分の頭で考えなくなることってあるような気がします。受身になってしまうと特にね。

>アンジェラさん
わーい!ありがとうございます♪
早速お伺いしましたが、やっぱりステキなこだわりをお持ちです!
ついて行きますね、姐さん♪
by Betty-A-Sateau (2006-02-21 19:14) 

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