新潮文庫がスキなのです。 [本・映画・TVetc.]
Yonda?パンダのバンダナ。新潮文庫2冊で1枚もらえました。(今は終了)
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新刊などのハードカバーな本(というのでしょうか)よりも、断然文庫本が好きです。
値段が安いのはもちろんですが、家でじっと読むよりも電車やスキマ時間に読む事が多いので、いつでも持ち歩いて読む事ができるのが一番の魅力。
スーツやジーンズの尻ポケットに文庫を無造作につっこんでいる男性にはちょっと惚れそうになったりして、ついじっとお尻を見つめてしまったりもします。
新刊時に読みたかった作品や作家さんの本が文庫になって出た瞬間は、古い友人と「ようやく会えたね」という瞬間に似ているような気がします。私だけかもしれませんが(笑)
そのなかでも、新潮文庫が好きなのです。
文字のフォントや大きさ、行間の具合だったり、中身の紙の色味だったり、開いた右ページ上には本の題名・左ページ上には各章のタイトルが書かれているところや、左側面や上下側から見た時の不揃いな切り口、カバーを外した時に現れる本体のたたずまい、淡い木のようなクリーム色にタイトル名のシンプルなデザインも美しくて何とも言えず、古本屋さんでカバー無しでたまに売られている表紙の焼けて少し汚れた新潮文庫を見ても、やっぱりサマになっているなぁ・・なんてひいき目に見てしまいます。
でも、なんといっても、コレ。
こげ茶色の紐のしおり。
本を買ったばかりのときはうまく収納されていて飛び出したりしていないこの紐が、読み進めていってあるページにとつぜん「はらり」と現れる。
”ここまで読んでくれてごくろうさま。” とねぎらってくれているような気さえする、愛らしい茶色の紐。
本によって(刊行された年代だったり保存状態だったりなのかもしれませんが)紐の色が微妙に明るめの茶色だったり、海老茶色だったり、黒に近い茶色だったり。読み込み具合によってはささくれ立ってたり、途中や根本で千切れてしまっていたり。それはまるで、その本がたどってきた旅路を思い起こさせてくれるようであったり。
本を選ぶ時に出版社でまず選ぶ、ということはないのですが、それでも新潮文庫でいい本に出会えたりすると、 さらに嬉しさ倍増ですね。
最近読んだ本の中での「新潮文庫」。
最後の高倉健さんの本はlotus☆ちゃんからいただいて、まだ読み途中なのですが、どのエピソードも本当に心に残る、優しくあたたかい話。読み終わったらいつか、ご紹介したいと思います。
私も新潮文庫好きだー。その気持ちわかるー!
でも私の場合、装丁好きでもあったりするし、
どうしても早く読みたかったりすると、単行本で買うことも多々あり(ノ∀`)
本にはどうしてもゆるくなっちゃう(笑)
by JOY (2010-11-18 11:22)
>JOYちゃん
本にはゆるくなっちゃう・・・いいねー。
昔は単行本で結構買っちゃってたんだけど、モノであふれかえっちゃうので文庫にするというのも理由のひとつだったりするかな。
by Betty-A-Sateau (2010-11-20 18:37)